★プリーツの繊維素材による耐久性について
合成繊維はプラスチック成型のように耐久性の高いプリーツになります。
ウール素材は、ヘアデザインのパーマとほぼ同じ原理の加工で、
徐々に折り目が開きます。
シルクとレーヨンについては、まだ耐久性のある加工技術はないのです。
蒸気や水濡れによって水分を吸収してプリーツが開いてしまいます。
汗や雨、水分のシミがついてしまったら、その部分の折り目は、確実に
弱くなっていますので、気をつけましょう!
★体の部分によって性質の異なる汗の成分があるってご存知でしたか?
夏の衣類には、気付かないうちに汗がたっぷり浸み込んでいます!!!
運動したり暑さを感じたりした時にかく汗は、体全体に分布している
「エクリン腺」から出るもので、99%以上の水分・塩分・尿素や
アンモニアなどが含まれた汗になります。
しかし!!脇などにある「アポクリン腺」といわれる特殊な汗腺から出る
汗には、+タンパク質・脂肪分・色素も含まれています。
塩分が少ないので細菌が繁殖して異臭を発しやすく、頑固なシミになります!
早めの「ウエットクリーニング」や当店の「Wクリーニング」でしっかりと
汗の成分を除去しましょう!
★ウエットクリーニングは、「超↑特殊処理」なのです!!
ドライクリーニング出来ないファション衣料や全体の汗シミなどがついた衣類に
ついては「ウェットクリーニング」という水系処理を行います。
そのほとんどの衣類の取扱絵表示は「水洗い不可」!の衣類ばかり、、、。
ご家庭洗濯や、我々プロの扱いでも変形や染料が流れたり、危険性が高い事を
示している表示です。
しかし、当店では、特殊洗濯機・防縮特殊洗剤等々、技術のすべてを注ぎ込み
この「ウエットクリーニング」を行える「数少ない店舗」なのです!
★生地の表面が摩耗すると、ヨコ糸だけが残る!!
ファッション性の高い織物の多くは、タテ糸が表面に浮いて洗われる「綾織り」や
「朱子織」という構造なのです。
着用中の自然な摩耗により、徐々にタテ糸の繊維が切れていき、洗濯などの作用で
繊維くずとして脱落することとなりますので、注意が必要です。
クリーニングに御出しする際、すれた部分や薄くなっている部分がある場合は
必ずスタッフにお申し出頂けますよう、お願い申しあげます。
★黒いシャツを洗わずに放置していたら、、、!大変なことに!!(実例ですよ)
夏の暑い日に着用したバーバーリーの半袖シャツ。
炎天下の中、銀座の街をお買いもので約4時間くらい散策されたそうです。
もちろん、シャツの下には綿の肌着を着用されていたそうです。
皆さん、もうお分かりですよね、、、。乾いた黒いシャツには白い汗シミです
主に塩分が寄り集まって形成されたものと言えるでしょう。その他にも尿素や
乳酸、アミノ酸などの老廃物がたっぷり含まれてもいます。
この様になってしまっているシャツ、家庭洗濯のみでタンスにしまわれている方
今すぐに確認してください!
色変化していませんか?白いものが残っていませんか?
きっちっとした、「ウエットクリーニング」で汗成分をふっ飛ばしておきましょう
来年も爽やかな夏を迎えられるように、、、。